くまのキャラクターに関する考察

熊って実際に遭遇したら怖い生き物だと思うんです。
しかし、世の中には熊がモチーフのかわいらしいキャラクターが溢れていること溢れていること。

なんででしょう。あいつはかわいい生き物なのでしょうか。
確かにひらがなでくまって書いただけで急にかわいく見えてきます。

でも「きゃ、グリズリーだ!かわいい!」なんて言って抱きついた日には命を落とすことでしょう。
また、熊の手を食べた人の話では「ものすごく臭かった」そうです。
それなのに何故、くまのキャラクターはこんなにもあるのでしょう。


さておき、あまりにもくまのキャラクターが目につくようになってきたので、GWを利用して少しまとめてみました。(何をやっているんだろう、おれ)


くまリスト

※ キャラクターの画像は私が模写したものなので、実際のものとは多少異なります。


くまのプーさん © Disney

1926年イギリス生まれで、ディズニーのものになったのは1961年とのこと。(wikiペディアより)
言わずと知れた世界をまたにかける大御所。
歴史も古く現在も勢力は大きい。

個人的にはあまりそそられない。
クマプーといえばくまのプー太郎だし。





リラックマ/コリラックマ © SAN-X CO.,LTD.

2003年日本生まれで、体長165cmとのこと。(wikiペディアより)
他のくまに比べてかなり若いくまですが、
現在、日本における最大勢力なのではないでしょうか。

私も一時期、伊藤園のおまけが気に入って集めたことがあります。
こういうのって外国では通じるのでしょうか。
現在は繁殖しすぎて、食傷気味な感じがします。



■ ブーフ @ スージー・ズー(Suzy's Zoo) © SuzySpafford

1968年アメリカ生まれ?(本家サイトから何となく)
私の絵がアレなので伝わらないかもしれませんが、ゲーセンのプライズとかでもよく見かけるのでみんな見たことあるのではないでしょうか。

現在、日本でかなり繁殖していると思われます。
1年ほど前に初めて見たときは名もないくまだろうと目にもかけなかったのですが、その時点で結構人気があったらしく、いつの間にか方々に出没しているくまです。

しかも40年近くも歴史があるとは。
スージー・ズーの主役はアヒルっぽいですが、完全に主役を喰ってますね。くま恐るべしです。



■ ダッフィー © Disney

2004年に東京ディズニーシーに生まれ、2005年クリスマス以降に「ダッフィー」という名前になったとか。(wikiペディアより)
東京ディズニーシーを縄張りとする新興勢力のくまです。
私が普段京葉線を利用しているからでしょうか。その勢いたるや異常です。
多くの女性が、この荷物が入る訳でもない、ストラップがついているでもないこのくまを、両手で抱えて徘徊しているのであります。
そのくまが荷物になっていると恐らく気づかずに連れ歩くほどの人気なのです。





■ ケアベア(Care Bears™) © Cleaveland, Inc.

1981年アメリカ生まれで、36種あるそうな。(wikiペディアより)
何となくよく見かけるくまです。(この絵で伝わらないのは百も承知だ!)
種別ごとにおなかにシンボルとなる絵が書いてあって、色も違います。
これまたそんなに古くから存在しているとは知りませんでした。
私は全然知りませんでしたが、それなりに有名みたいです。
が、たくさんいるし、カラフルだし、雲の上に住んでるみたいだし、勢力としては脅威ではないかな。






■ グル〜ミ〜

森チャックさんというイラストレーターが作成したくま。
ちゃんと人を襲うくま。
HPを見ると作者も熊が恐いと言っていて通じるものがあります。(私よりも深く考えていらっしゃいます)
ただ、かわいいのに残酷というところが、ある種の狙った感を感じて、個人的にはあんまり好きではありません。
もしかしたら他の新興勢力と同じくらいの力を持っているかもしれませんが、個人的には弱い勢力です。





ファーファ

超絶かわいいと思うんです。
私の絵でそれが伝わらないのは、分かってますって。
ファーファのぬいぐるみが動いていたら、おじさんだって抱きしめたいと思うはずです。
ファーファって名前もいいですよね。柔軟剤の名前だけど、完全にこのくまの名前みたいです。
もし名前がアメリカ版のSnuggleだったとしたら、何となく鋭い爪が生えている印象を受けます。
ま、かわいいんですけど、くまの勢力としては弱いです。




アルク

あまり知られていないかもしれません。
長野県へ帰省した際に駅で見つけたのです。
最近なんだかへんてこなご当地キャラが乱立しているこのごろですが、このキャラはなかなか出来が良いと思うんです。
同郷の同僚の母いわく「顔色悪いね」だそうですが。
情報が少なめなのでリンクを張っておきます。
http://www.jreast.co.jp/nagano/pdf/090901-2.pdf





火ぐまのパッチョ

東京ガスの「ガス・パッ・チョ!」キャンペーンキャラクターのくま。
当初、この記事を書くときの構想には一切入っていなかったのですが、くまのキャラクターを調べていたら目の隅っこに飛び込んできました。
このくま、勢力のほどは判定ができないのですが、とんでもないものを盗みました。私のハートです。
東京ガスのページにいくと「パッチョの日記」というものがあるのですけど、こんなのがあったりするんです。


火ぐまのマッチョ(※ この画像は本物を利用させていただきました)



まとめ

最大勢力: リラックマくまのプーさん
それを追う新興勢力: ブーフ、ダッフィー
それ以外の大きな勢力: ケアベア、グル〜ミ〜

というような結論をつけようと思っていたのですが、まったく考えが変わりました。

もう、完全にパッチョくんです。パッチョくんが今後の最大勢力になります。


あ、あと、そもそもの始まりを覆すようですが、みんなが好きなのは熊なのではなく、熊のぬいぐるみなんだということが見えてきました。
今回のキャラクターのほとんどは、熊じゃなくて"熊のぬいぐるみ"がモチーフでした。たぶん、これらのキャラクターを見ているとき、熊ではなく、ぬいぐるみの方に意識がいっているんだと思いました。


以上、くまのキャラクターに関する考察でした。
お付き合いいただいた方、いらっしゃいましたらありがとうございました!