地域のお祭りで子供たちにひどいことをした

まぁ、僕は中年になってもフラフラしているような男です。

地域住民が集まって子供たちのためにやるお祭りなんかには、およそ縁がないはずです。
しかし何の因果か、お祭りの運営を手伝うことになってしまったのです。

お祭りといっても、学園祭的な手作りのお祭りでして、お店なども自分たちで出すのです。

私たちのチームが出すのは「くじ」。

お祭り用の景品セットを売ってる問屋がネット上にあるので、そこから適当に選んで購入しました。
このときにすごいミスチョイスをしてしまっていたんですね。


お祭り当日。

そりゃあもう、純粋そうな、小学生にもなっていない子供が、キャラクターグッズを目当てに100円を持って「おねがいします」と言ってくじを引きにくるわけです。


我々はとあるキャラクターのくじセットを購入していたのですが、これが何というかひどいものでして。
一枚の大きなボール紙に、番号とともにキャラクターの絵が入った景品がたくさん吊るされていて、引いた番号のグッズがもらえるというものです。

何カ所かに大きめのグッズが吊るされていて、一見分からないのですが、その下に隠れて見えなくなってる景品もあります。

察しがついた方もいらっしゃると思いますが、その見えなくなっている景品は、そのキャラクターとは縁もゆかりもない、よく分からないシールとか、ただの数字合わせパズルとかで、しかも3/4はそれ以下の大はずれです。


そしてね、純粋な子供がですよ、キャラクター目当てにくじを引きにくるですよ。。。


もちろん、我々はくじで儲けることを考えていないので、くじで良いのが当たらなくても、別のおもちゃをつけて渡す準備をしており、はずれでも金額的にそこまでの損はありません。

でもね、キャラクターグッズが欲しいのに。
そのくじを引きにきた子はキャラクターグッズが欲しいのに。

金額的な釣り合いなんてどうだっていいんです。
お金や物の価値すらまだ分かっていない年頃です。


そんなこんなで、純粋な子供たちをたくさん傷つけてやりました。

キャラクターくじ、確か景品80個とか書いてありました。
そのうち、キャラクターが入ってるのは多分、10個あったかどうか。
しかも、80 + 3とか書いてある。何、3って。
傷つく子供が3人増えるだけじゃないか!


ごめんよ、子供たち。
こんな大人の汚さを学ぶにはまだ早すぎたね。


ただね。
おじさんたちも、てっきりすべての景品にキャラクターが入っているものだと思っていたんだよ。
この歳になっても騙されてしまうんだよ。

みんなも注意深く生きようね。

個人的には、会議が面倒だから適当に、なんて決めると後で自分に跳ね返るという教訓。