夢の仕組み パノラマ視現象

以前「夢の仕組みが分かったかもしれない」という記事を書きました。


その中で僕はこんなことを書きました。

また、夢の中で飛び降りたら現実世界でベッドから落ちた、という経験はないでしょうか。

仮説ですが、これは「夢の中で飛び降りたから現実でも身体が動いて落ちた」というより、

「ベッドから落ちる"瞬間"に飛び降りる夢を見ている」のではないかと思います。

事故の瞬間に走馬灯のように映像が浮かんでくるという現象も同じ原理だと考えます。


この現象が、なんと藤子・F・不二雄先生の短編で語られていました。

「パノラマ視現象ってのがある。」

「高い所から落ちた人がわずか数秒間で信じられないほど多くの
さまざまなイメージを思いうかべるんだ。
ユメにも似たような現象があるんだよ。」

「きみはガケから落ちながらユメを見たんだ。」


いやー、すごいことに気がついたと思ってたのですが、名のある立派な現象だったとは。

僕はこの漫画を何度か読んでいたのに覚えてなくて、これは、ある意味無意識の盗用ですね。

意識的に引用するならいいんですけど、自分で気づいた!みたいに思っちゃう、この記憶の捏造みたいなのって、ほんと無意識だから怖いですね。


そういえば僕は、ドラえもんでいろんな世の中の現象を覚えたような気がします。


引用は下記の短編集より。



気楽に殺ろうよ (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)

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