仮面ライダーWが終わってしまった

先週、仮面ライダーWが1年間の放送を終えた。


いろんなきっかけが重なって見始めた。
欠かさず見るようになったのは今年の5月くらいからだけど、それでもすごく面白かった。


主人公はカッコつけたオシャレっぽい探偵なんだけど、コミカルな感じで嫌みがない。
10年くらい前にTVで見てた「濱マイク」を何となく連想してた。(このドラマも好きだった)


さぁ、検索を始めよう。キーワードは「仮面ライダーW」「濱マイク」。


こんなのが出て来た。
「P. マーロウ,工藤俊作,濱マイク,そして仮面ライダーWへと続く系譜」
やー、同じく感じた人いるんですね。っていうか、やっぱり似てるんですね。


ふむふむ、「Long Goodbye」という作品があるのか。
そして、その主人公の探偵の名前がフィリップ・マーロウか。
興味深い。


ところで、Wで特に良かったのは、キャラクターの癖や決め台詞などの演出と役者がすごくマッチしていたことだと個人的に思う。みんながハマリ役みたいな。

もちろんそれだけじゃなく、何というか、役者も裏方も、作る人たちみんなが手を抜かずにいい仕事をしているような作品だったのがよかった。
こういう仕事を見せつけられると感動するし、自分もそうならねばと奮起するので、そういう意味でも見てよかった。
(ベタ褒めしたけど、多分最終回を迎えた直後のテンションなのでフィルターかかってると思います。)



で、告白すると、結構好きになっちゃってたので、巷の評判も高いWの映画をこっそりとレイトショーで観に行ってきました。


子連れの父、カップル、大きいお友達といった客層。
昼間行けばきっと奥様の比率も高かったことでしょう。
僕がどの層だったかは触れません。ただ、子連れのお父さんは堂々と観れてずるいと思いました。


映画のレビューでは大人も楽しめる話だと評判でしたが、同時上映がゴセイジャーというのがいかんともしがたい。
ゴセイジャーは完全に子供向けな感じで、大きなお友達が余計に浮いて見えます。


実際ゴセイジャーの出来はひどかった。
ストーリーとか作りとか陳腐な感じです。たぶん、自分が子供のころに見ていたのとほとんど変わってなくて、ある意味伝統芸といえます。
自分が子供のころはこれでも楽しんでいたと思うけど、今どきの子供もあれで楽しめるんだろうか。

とまぁ、ゴセイジャーがそんななので、対比効果も手伝ってか、Wのクオリティはとても高く見えて楽しめました。


そういえば、濱マイク以外にもずっと感じてたことがあった。
フィリップは昔の堂本剛に似ているなーと。
もし10年前だったら、Kinki KidsがWをやっても盛り上がった気がする。すごい目に浮かぶ。
そうなると照井竜は誰がやっていただろう。思い浮かばない。
ちなみに個人的には照井が一番好きだったな。


あと、あのガイアメモリーの声が出る仕組みみたいなのって今回からなんだろうか。
とても男の子心をくすぐるいいアイディアだと思う。
「サイクロン!」「ジョーカー!」とか聞くだけでテンションが上がるし。


ちょっと欲しいけど、さすがにガイアメモリ買うのもアレなんで、個人用にiPhoneアプリで再現してみようかなぁ。




The Long Goodbye/長いお別れ

The Long Goodbye (長いお別れ) 著:レイモンド・チャンドラー、訳: 清水俊二
村上春樹さんの訳よりもこちらの清水俊二さんの訳の方が評判高そうです。