かっぱとかわうその因縁

かっぱとかわうその因縁といえば「伝染るんです。


僕は「伝染るんです。」で吉田戦車にハマって、当時随分吉田戦車氏の漫画を買い集めました。
そのせいなのか、元々なのか分からないのですが、僕はどうやら吉田戦車さんとツボが同じようです。
仮面ライダーW」とか「刀語」などは、Twitterでの氏の発言から見たのですが、思いっきり面白かったので、そんな風に思います。


その吉田氏が、少し前に水木しげるさんの「河童の三平」という漫画を薦めていたので読みました。
(「ゲゲゲの女房」にハマっていたようなのでそれを見ればよかったのですがそれはついに見そびれました)


昔の漫画のように設定がでたらめで話が繋がらないという訳ではなく、かといって現代の漫画のように巧みに計算されているわけでもなく。

「屁道」という話なんか、度肝を抜かれます。これを漫画にして描いてしまうというのは、やはり才能なのかとも思います。

くだらねーというようなネタでありながらも、みんなまじめに生きており、それが故に作品から漂ってくる人生観のようなものは何だかすごいです。
実際僕らが日々やっていることと「屁道」と何が違うのか。そんなことを考えさせられたりもします。


で、冒頭に戻るのですが、なんとこの「河童の三平」にはカワウソが出て来て河童をいじめてきます。
伝染るんです。」のルーツなのでしょうか。


かっぱとかわうその因縁は深そうです。


河童の三平 (ちくま文庫)
水木 しげる
筑摩書房
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